ぶつぶつ・・・。 20年ぶりに・・・
ジャンルわけなんてできないですね。「ぶつぶつ」ですから・・・。
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No,1786

20年ぶりに・・・


 おはようございます。20年ぶりにあることをやってしまった・・・・・正確にはやられたKtaroです。2月の最終日、とことん疲れ果てましたよ・・・・・。
 みなさんお忘れではないだろうか?私は教諭である。世の中が平和になったバロメーターとして、ネタがなくなったテレビですぐにバッシングされる公立中学校教諭である。今年は、と言ってももう今月で終わるが平成22年度は3年生の担任である。それをふまえた上でお読みいただきたいのだが、一連の話は先週木曜日、2月24日まで溯る。
 隣のクラスで授業をしていたとき、一人だらけた格好の生徒がいた。私の目の前で机に右腕を枕にして突っ伏したのだ。彼は日本中の成績の悪い子達の例に漏れず、家で全く勉強をしないものだからせっかく授業中に理解したことも数日で、ヘタしたら翌日には忘れてしまってテストでは全く点数が取れない子。しかし学校ではやる気があるのか、授業中にだらけた態度などはとらない(基本的に誰もとらないが)。難しい問題を扱っているときは心ここにあらずで目がうつろにはなるが、『たりぃ~』『やってらんねぇ~』というような殴りたくなるような発言をする子どもではない。姿勢は正しいのが普段だ。それが始業の挨拶終了後しばらくして突っ伏したのだ。
 他の者の手前、とりあえずそんな態度を取っていることに対するプレゼントしてあげようと近寄ると、なんて言うのだろう?独特の臭いが鼻をつく。いや、別にウンコを漏らしたとかそういうのではなく、実際はにおっていないのだろうがこの仕事の経験値として、ある特殊な臭いが嗅ぎとれる、そんな錯覚にも似た感覚が現実に起きるのである。その臭いとは、病原菌の臭い。たとえば子育てを経験されたお母さん方はおわかりでしょうが、目の前の我が子が本当のことを言っているか嘘をついているか。そんなもの目を見ればわかるのと同じで、何百何千の子どもを相手にしていると臭いでわかるのである。いや、『わかるときもある』ぐらいにしておこうかな?
 そのときは私が近づいた気配を感じたその子が自ら顔を上げたので
「大丈夫か?」
と問いかけると
「大丈夫ッス。」
という返事と
「先生、コイツ、やばいッスよ。」
という周囲の声が返ってくる。しかしながら残りわずかな力を振り絞って
「全然平気ッスよ!」
と目を見開いてグーサインしたもんだからその場はそれで終わる。いろいろなことがある学校の1日。すぐにそんなことは忘れてしまったのだが、その日の夕方に電話が入り、病院でインフルエンザB型の診断を受けたという。

 翌25日金曜日。朝から職員室の電話は鳴りっぱなし。すべてその隣の学級の保護者から。熱は7度5分ぐらいのたいしたことないのから8度前後のそこそこの者までいろいろいたが、8人ほどの欠席となった。普段なら12~3人休まなければ出てこない学級閉鎖の話。しかしことは受験生の身に起きたこと。すぐに管理職に相談される。そもそも管理職というのは3年生においての閉鎖を嫌がる。もともと登校日数が少ないのに3年生も1,2年生同様年間980時間の授業時数を女将お上に求められているからだ。学級閉鎖なら生き残っている学級が授業時数を稼いでくれるが、学年閉鎖となるとまるっきり無くなるからなおさらやりたがらない。相談内容は、欠席者の出ている隣のクラスを閉鎖するというもの。私のクラスは通常通り。閉鎖期間はたいてい3日間。金曜日に始まれば土曜日曜で、週明けの月曜には登校させて様子を見るのだが、受験を直前に控えた身。大事を取って月曜も休みにして火曜日3月1日からの登校としようと思うがどうかなという相談。とにかく受験直前のこの日。2日には事前指導と受験会場下見、3日は学力検査(北海道はこう呼ぶので通常は『受験』ではなく『受検』と書くのだが、わかりやすいかな?と思って本記事では受験としています)、4日が面接。本当にギリギリのラインだった。これまでの私だったらこんな対処療法的な考えにウンとは言わない。すぐ隣に学級を構えておりトイレも水の場も共同で利用しているのだから私のクラスの誰にも感染していないなんてことはあり得ない。受験直前なのは私のクラスも同様。学年閉鎖にすべきだと言うのがいつもの私だったらの判断なのだが、ところがである。サボって休む癖があるヤツが多かった我がクラスは受験という関門を意識してからは簡単には休まなくなっており、不運にもこの日、誰一人休んでいなかったのである。この状況ではさすがに私も学年閉鎖にしろとは言えなかった。
「わかりました。そうしましょう。」
「では○組は午前の授業を受けさせ給食を食べさせてから・・・・・」
「ダメです!去年も言いましたが、何のために帰すのか考えれば、給食がもったいないとか、食べさずに帰したら保護者が文句を言うとか言ってられないでしょう?」
「そ、そうですね。ではもう1時間目が始まっているので10時を目処に帰すことにしましょう。」
 その学級の担任が別の学級で授業をしていることと、学級閉鎖のプリントを作成して印刷する時間を考えると、1時間目をそのままにするのは仕方がないとして、わからないのは10時を目処にということ。1時間目は9時半に終わる。すぐさま学級指導に入れば9時40分、遅くとも45分には終わるのである。しかしまぁ、何でも反対意見をぶつければコイツも私を毛嫌いするようになるだろうからその場は放っておき、直接担任に、今後についての指導が終わったらすぐ帰すよう伝えた。

 その日の夕方、珍しく学級通信を作って配布した。中身は気がゆるむと病気になりやすいこと、この期に及んで不安になってるやつも病気になりやすいこと(現に実力以上の高校に無謀な挑戦をしたやつはほとんど感染した)、そしてこの土日は最後のあがきで必死に勉強すると同時に家から出ないことを伝えたものだった。
 明けて2月28日月曜日。我がクラスでも欠席者が一人出た。朝の連絡を受けた時点での熱は37度5分だったらしいので、これはインフルエンザではないなと思って安心していたが、2時間目が終わった頃になって女子が一人、保健室へ。38度3分だった。朝計ったときは36度台だったのに急に熱があがったのだ。すぐ保護者を呼んで帰らせようと養護教諭と話しているところへもう一人、男子生徒が。
「なんだ?オメェ。」
「いやっ、具合が悪いヤツは今すぐ保健室で熱計って来いって言われたから。」
 面倒くせぇヤツだなぁとか思いながら熱を計ると39度。おいおいである。コイツもすぐ早退。欠席が一人、早退が二人、それでも三人である。この日、私のクラスは最後まで授業をやってから帰したのだが、放課後3時半過ぎのこと。学校医から電話連絡が入り、早退させた二人と朝から休んだ一人の三人ともがインフルエンザの陽性反応が出たということで学年閉鎖するように言ってきた。しかしもう全員帰した後である。管理職や学校医は連絡網で回せばいいだろう的な感覚でいるがとんでもない。何度も何度も念入りに教えないと覚えられないバカばっかりの私の学級。受験に必要なことはすべて伝え終わっているとはいえ、やはり信用ならない。だいたいこんな夕方に電話したって誰も出るはずがないし、ポコポコ離婚するから電話自体なくなってて春先に配布した連絡網もどこまで使えるかわかったもんじゃない。隣のクラスの担任と相談をし、高校別に学力検査や面接の時間帯を記したプリント(一覧から自分の学校のものを拾って見る力もあるかどうか疑問なやつもいっぱいいるから)と、今後発症したらどうすべきか記したプリントを作り、さらにそれには具合が悪かろうと何だろうと当日会場に出向かなければすべておしまいであることを記した。そして一軒一軒回ることにした。プリントができあがって一人一人の封筒に詰め終わったのが夕方6時半。私のクラスは38人。まだ職員室に残っていた先生で、兄弟関係から家を知っているところは回ってあげるよと優しい声をかけられ手分けするが、それでも30人分が私の手元に残った。まだ3年目。校区の隅々まで地理を理解しているわけではなく、しかも真っ暗。慣れない道をなんとかかんとか回って残り3人となったところで夜8時を過ぎる。しかも3人中一人は山の中。街灯もない道を、一本道ならまだしも意味無く縦横に走っている山道で、無事にたどり着く自信はない。さらに他の2軒は全くの校区外。全く違う方向に十数km離れたところにバラバラに二人が住んでいる。
「帰って直接電話して、プリントは明日渡そう。」
そう思って帰って来てまずは一件目。家電の無い家に連絡するために母親の携帯にかける。受話器を取ると普通にあのプーーーーと音が鳴る中、電話番号を押すが、押し終わったところでお客様の都合で現在使えないという。
「家族みんなで携帯なんか持ってるからこういうことになるんだよ!」
とか思いながら今度はオヤジの携帯にかけるがまた同じ。
「携帯ってのは着信拒否とかができるらしいから、光電話みたいなうさんくさいところからはつながらないのかな?」
そう思って同僚の家からかけてもらおうと、副担任の先生の家に掛けるがやはりまた、お客様の都合で使えないという。ここでようやく気づいた。
「お客様って、俺か。」
 私は実に20年ぶりに電話を止められた。電話がつながらないのはなぜかは解決したが困った。私は携帯電話を持っていないのである。さてどうするか。このままでは明日、この3人は登校してしまう。


つづく
【2011/03/02 07:05】 今日のぶつぶつ | トラックバック(0) |
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